日々つまらない事に必死になっていく

annaでございます。 おはようございます。 今日こそは、朝の10時に起きると胸に誓ったのに、目が覚めた時には午後の三時でかなり陰鬱とした気持ちになりました。 

昨日学校から、前の課題の成績が帰ってきまして、やっと前の課題との縁が切れたと喜んでおります。 成績は悪くもなく、かといって素晴らしく良くもなく、あと二、三点でAになれるB+でやんした。 成績を受け取る時に指導教官と話し合いをするんだけど、「完成作品自体とコンセプト、それまでの発展の仕方はA++だったのに、制作の記録と試作品の量が少なすぎたから、総合点でこんなに下がってるんだ。私はあなたの点が下がらないように、採点の時に(採点の時は学生全部の作品を並べて、全ての先生で成績順に並べていく。 一回生で見てみたい!)あなたのが下がらないようにかなりかばったけど、総合点の時にがんがんん下げられたのよ!! しっかりしないさい」と言われた。 うーん。 なんか聞いた事があるような。 どことなく懐かしい香りのする発言よね? あぁ、私のお姉さんが全く同じ事を言われていた(しかももっと真剣な状況で!)と思い出し、思わず吹き出す。 私たちって駄目姉妹じゃん! 私は妹なんだけあって、姉ほど大胆な点の下げ方ではなかったがな。 

 先生からここはこう採点しました、この部分についてはこうですとか、細かくいろいろ書いてある成績の紙を貰い、それは全部予想通りだった。 予想通りじゃなかったところは私のアイディアの発展と、持ち出した概念が予想以上に評価されていたところと完成作品の評価が良かった事でそれ以外は面白いぐらいに予想通りだった。 別に強がっているんじゃなくて、でも採点用の紙で何言われるかなんて大抵は分かる。 「自分のした作業工程全部をドキュメントしろ、参考にした作家の名前とリサーチを全部書け、試作品の数を増やせ」と書かれていた。 「うん、まったくもってその通りだね。」とへらへらしていたら先生にあんたみたいな人は何がどうやって採点されているか、自分が何をどれぐらいやっていないか全部分かってるんだろうし、だからやる気がなくなるんだろうけど、自分でも意味が分からないと思えるところまで行かないと自分でも満足できないんだから、とりあえずその状態にすぐなれるぐらいに早く作業しなさいと言われた。  っそ、その通りだ。

 そして、私の同居人がAを取った事を知り、びびる。 かなり悔しい。 訳が分からなくなる事で、この悔しさが消えるのならばと、昨日からまじめに作業している。 ああ、自分が負けず嫌いで良かった。 集中させてくれるんならば、同居人にだって嫌いな人にだって誰にだって私よりいい成績を取ってもらいたいですよ。 私ががんばらせるために周りがんばってくれ!

 いつもある悪夢が(そして大抵目の前の簡単に現れる)私が努力せずに簡単にできる事を周りが努力して立ち向かっている時に、私はぶらぶらしていて、実際私が回り同様に努力しなくちゃいけない状況の時に周りはそれまでの努力でかなり体力がついてて私はぶらぶらしていたから体力がなくて、転落ってやつだ。 大きいのも小さいのもひっくるめて、私の行動パターンはほぼそれ。 そして、最初から努力して着々と経験値と体力を蓄えた人に、どうしても追いつけなくなるんだ! 怖い! それだけは嫌だ。 

 一瞬でそれがシミュレーションできて、「おいていかないでーー」と先生の膝にすがりついてしまった。

とりあえず、今日明日はがんばって今までしてきた作業の記録と編集にいそしもうと思っております。 

雑誌

素晴らしきかな雑誌の世界。
「雑誌が好きだ」と気がついてから早10年近く。 月日がたつのは早いものです。 
タイポグラフィーの専門誌、は半年ほど前に出会って以来、深い情愛を捧げておりますし、知った号が廃刊号だったという切ない出会いのインテリア雑誌ともバックナンバーを通じ、仲良くなってきています。nestは毎号変形版で"NATIONAL MAGAZINE AWARD"のOUTSTANDING DESIGNを受賞するぐらいに気合いの入った雑誌でやんす。 毎号近く手作りフォントを使っている気合いの入れよう。
 そして、こっちに来てその素晴らしさをしった! 全体のデザインが素晴らしすぎる。 中身と外身に嘘がない。 本当にひたすら流行通信。 凄いことですよ、それって。 大学の図書館で日々喜びを感じつつ、拝見させていただいております。 好きだぁ、雑誌。

蛤の吐息

 ひっそりと流行している言葉「蛤の吐息」。 私と元同居人の一人との間で流行っています。
元同居人とichatで話しながら、「ねーねー、現実ってのは蛤の○○のようなものだとかって言い回しなかったっけ」と私から言い出し、「あー、きっと吐息だ!」と自分で答えて、「いや、絶対違う」と自分で突っ込んで、うひゃひゃひゃひゃと自分でうけていた。 うれしきかな、元同居人も笑ってくれたよ。 

現実って、蛤の吐息みたいなものよね。

頭の中でうっすらと「おかしいかもしれない」と思っていた事を、口に出して言うと「やっぱりおかしかったんだ!」ってなる事がある。 そして私はその場合、笑ってもらいたい。 奇妙な事も、面白い事も、なんでも「おかしい」と言える日本語ユーザーに笑ってもらいたいのだ。 面白がってもらいたいのだ。 何でもかんでも! 心配とか同情とかいらないから、本気で面白がって、なにかユーモラスなコメントを私にしてくれたら、そこからオルタナティブな何かを見つけるから、笑ってほしい。 ってことで、元同居人とのひたすら全てが冗談になっていく会話は素晴らしかった。