ドサクサにまぎれて引越しをしてみみた。 まず、相原から鎌倉へ。(地獄のような苦しみと、困難を乗り越えて。 でも、引越し準備をやってくれたのは、同居人と父。 ありがとう!! あなた達は天使だ!) そしてシドニー経由ではるばるニュージーランド。 こっちはスーツケース一個で行ったから、なかなか簡単に引っ越せた。 でも今は友達の実家に居候中の身上、一週間以内に今度は寮に引っ越さなくてはならない。 大変だあ。

ほとんど極秘でニュージーランドに引っ越してみた。 ちょっとそこまで感覚でやってみたかったのだ。 だって、イギリスとかアメリカとかに引っ越すってのより、なんとなく重たくない感じがしませんかね、ニュージーランドへのお引越し。 季節がひっくり返るぐらいよ。 まあ、こうやって軽い雰囲気を作り上げて、これから襲ってくる恐怖に立ち向かおうとしているんだけど、でも実際なんか軽いよな、ニュージーランド。 

 ニュージーランドには私のイギリスの学校の同窓生の弟が留学していて、私は彼の面倒を見るはずであった。 しかし、私の奇妙な行動のせいで彼は私より先にニュージーランドに行き、一人で新しい生活を始めなくてはいけなくなった。 罪悪感。 でも、私だって一人だった!と開き直っていたのも事実。 とりあえずウエリントンについた週に、高校に行って彼と一回会わなくちゃと思っていた。 
 しかし、そこが不思議ねニュージーランド。 
 スーツケースを友達の家に置いて友達と街に遊びに行こうとしている道の上でバッタリ会っちゃったよ。 たまげた!! こっちに向かって歩いてくる子は、まさしく弟! 結構本気で驚いた。 それで、今からご飯を食べに行くけど君も来ないかいとさわやかに誘ってみたら彼がついてきた。  食事ぐらいはいつか一緒に行かなくてはと思っていたことが簡単についたその日に実現した。 うーん。 ウエリントンでの第一発見者が彼だってのは凄いことだよ。 高校のクラスメイトとかにはバッタリ会うだろうなと思っていたけれども。 なんだか何でもありな気分になったよ。 日本でも私の人とバッタリ出会う度の高さは、結構評判であったけれども、ウエリントンでも健在ですよ! 今日は高校のクラスメイトの車に轢かれかけられた。 睨んだら、そして睨ませたら、お互い見知った顔でびっくりした。 

大学を下見に行った。 珍しくそういう行動にでたら、大学が始まる前に色々しなくてはいけなかったことがわかって、下見どころか必死に単位登録するはめになった。 あー珍しい事してみてよかった。 じゃなきゃ来週の今頃は日本で漫画読みながら自分の愚かさを呪うハメになっていた。 デザイン学科の校舎は昔の美術館を使っていて、なかなかに綺麗で豪華であった。 意外…。 そして大学自体は馬鹿でかかった。 日本の私の大学なみに、いや、それ以上に、森で山で坂であった。 私は坂道から離れることができないのか?!
さわやかな気分だったので、ピンヒールをはいて現代人っぽい様相で学校に行ってしまった自分の軽はずみな行動を呪う。 バカバカ!! 自分の坂道引き寄せ度を知っていながらなんてことをするのよ!

午後は入管に出向く。 実はまだ学生ビザを持っていない。 色々な困難あ途中にあったのだ。 ビザが下りない理由はないと思うのだけど、しかし、何か予期せぬ理由があっておりなかったら、そこでおしまい、バイバイニュージー。 怖い!! ビザ下りてくれ! あー怖いから考えるのよそう。 

高校のときの友達に電話しても誰も出てくれない。 私の高校時代なんて結果、こんなものかと一人たそがれ、思わず携帯電話を買ってしまう。 とても高かった。 自分でも何故このような衝動買いをしてしまったのかわからない。 ただ、とても寂しかったのは事実。 友達の携帯に私が今この街にいるのだという主張を書いたテキストを送りつけて腐っていたら、電話がかかってきた。 嬉しかった! 間違ってなかった、高校時代! 着々と予定を埋める。 明日は私が高校時代一番好きだったストリートでカーニバルがある。 行かなきゃ。 二年間分の話をしなきゃ。 友達が電話でこの二年間ほとんど学校に泊り込みで作業して、それでも単位を落として、高校の卒業試験なんて目じゃないほどに忙しくて大変だったと口をそろえて言ってくる。 私もそうなるのか? それとも神業のように全てを超越して作業できて、九時五時生活か? いや、きっと彼らが学校に寝泊りしていたぐらいに大変なら私は学校でも家でも寝ないで作業になるだろう。 楽しみだ。

友達とバス停でバスを待っているときに猛烈に日本の友達が恋しくなった。 凄く会いたくて倒れそうと友達に向かっていったら、困った顔をされた。 皆が恋しい。 特に「私、恋焦がれているんだろうな」って自分でも思っている、そこのあなた! そうよ、ばっちり激しく寂しがられているわよ。