adanae2005-03-21

 最近とても歯が痛い。 いつでも私の考えの中には「歯が痛い」が含まれる状況になってきている。 ぐ…。 なぜ故私は日本で歯を治してこなかったのだ?! なぜ私の選択は基本的にいつもこう間違えているのだ? なのになぜ応用的な部分ではかっ飛ばして最高な選択が軽々とできてしまうのだ? 私は誰なのだ…。 

課題提出が近づきなんとなく色めきたつ。 ぜんぜん進んでいないのに、どうしてだか完成が待ち遠しい。 提出日に自分の完成作品を見ることができるのだと思うと焦りどころか、ふつふつとした喜びが湧き上がる。 あと三日で提出。 そして、これまで三週間近くかけて作ってきた私の課題はまだ20%ぐらいしかできていない。 私は奇跡を起こせるか?

課題が忙しく、週末は遊ばずに家でポリエスレンとワックスと格闘しながら、シンプルで繰り返しだけ以上に多い作業に没頭するはずであったのだが、結構のイベントが起こってしまったので、作業を中断して映画館に行った。 クレマスターが5本上映されたのだ! 昨日今日とで暮れマスター1から3まで見てきた。 そして今日は4と5。 相変わらずなんて私はラッキーなんでしょう。 ウエリントンについてすぐに映画関係者などにクレマスターのビデオなんかを持っていないか聞いて回り、誰ももっていない上に誰もクレマスターを知らないとわかり孤独を感じた。そしてその足で映画館に向かいこれから上映される映画のリストを見たらクレマスターがばっちりのっていた。 なんて偶然の重なること。 ウエリントンでは昔ダライラマに会いたいなーと思いながら顔を上げたらダライラマが目の前にいたっていう奇跡や、電車の脱線事故ってどんなのだろうと思いながら電車に乗っていたらそのまま自分の乗っていた電車が脱線したなど、数々のニューエイジな体験をしてきたが、今回のクレマスターもそれだ。 すげーやこの町。 クレマスターがどうだったかは5まで見たら書くかもしれない。 とりあえず小学生並の感想だけ書かせてもらうと、クレマスターは素晴らしかった。 とりあえず見たのは3までだけど、クレマスターすごい!! なんか途方もなくすごかった。 映画館を出た時はたいしたことなかったと思っていたのに三歩歩いた瞬間に隣にいた友達を蹴っ飛ばしながら叫んでしまった。 恐るべき身体能力を己が発揮したことに(それはそれは見事な飛び蹴りだったんですよ)震え上がってしまった。 映画を見た後世界の色彩が少しだけ変わった。 世界が隣の世界にジャンプして完璧に着地した気分になった。 そう、何かがずれるんだ。 優れた作品にはあとから理論がついてくるってのは本当だと思います。 とりあえず、いろいろと個人的で親密な行為をとろけるような人たちとしたくなった。 

日本の同居人に電話をした後、いっしょにクレマスターが見れたらどれだけ楽しいだろうと思った。 そして映画を見た後もそう思った。 あなたが私の謎ハチャメチャ生活(あなた人の人生のことそんな風に思っていたのね!!)にダイレクトに関係できなくなってしまったことが悲しいです。 でも愛してます。 チャオ。