adanae2005-03-22

課題提出が明後日までに近づいているが、ちんたらしてしまっている。 今日はギャラリーのオープニングに行ってただ酒してきた。 展覧会内容は普通のこじんまりとした北半球現代美術っぽいけどきちんと南半球の間抜けさを表している典型的な作品で、パーティーに来ていたのは、クレマスターと全く同じ人々であり、もっと平たくいうとほとんどが私の大学の先生たちである。 招待状をみたら誰でも行けるみたいな雰囲気だったから、友達と三人で行った。 一人は80年代にかぶれまくっている子で、もう一人はドレッドの懐かしいヒッピーで、私も東京って書いてある変なスニーカーはいて全身真っ黒の格好をして偽忍者みたいな感じ。 全く共通点がない服装に自分たちでうけた。 青いレザーのウエストしまってるのに肩幅でかいジャケットにチューブドレスにスパッツ、そして青いピンヒールって途方もなく80年代な格好の友達は、私の80年代毛嫌い根性を叩きのめして、いっそ良いかもって気持ちにさせてくれた。  やけにグラムで美しい。 ドレッドは八年ものの年季の入ったすごいやつで、その子と道ばたでビール飲んでいると気分は遠くイギリスの思春期時代に飛んでいくわよね。 ああ、なつかしや。 
学校から目と鼻の距離の私のフラットは(どれくらい近いかというと、絵画棟とレクチャーホールぐらいの距離といったら多摩美の方々にはわかってもらえるでしょうか?)どうしようもない。 四つの建物が中庭に面して建っていて、一つの建物に六個、フラットがある。 フラットには台所と居間とトイレとシャワーと五個の寝室がある。 一つの建物に30人すんでいることになり、全部の建物を合計したら120人いるんですね。 同じ建物の人たちは大抵知っているけど違う建物になると誰が誰だか。 だからそんなに住んでいるとは全く実感しない。 そしてこの四個の建物の横にまた四個大学所有の建物がありそこにもうじゃうじゃと人々が住んでいる。 大抵デザイン科の人間達が住んでいる。 私の建物は一年生ばかりが住んでいる所で本当にどうしようもない。 初めて親元から離れた田舎者のニュージーランド人がわんさかいて、朝から晩までお酒と薬付けでそしてみんなが誘惑し合いとても性的な空間になっている。 特に私の隣のフラットはひどい。 笑気ガス吸って(笑)ずっと笑ってる。 その中で異彩を放っているのが私のフラットでメンバー全員があんまりそういう肉弾戦パーティーに興味がなくて、お酒もそこまで飲まない。 ヒップホップも聞かないし、ジーンズもはかない。 隣のフラットの人たちにはクレイジーといわれている。 夜必死でミュージカルしているのをみられて以来信じられないぐらいに気違い扱いだ。 ははは。 ちょっと落ち込む。 私たちクレイジーってよばれてるんだってとフラットメイト(上に書いた80年代に入れ込んでいる人)に言ったら、私たちはあっちを馬鹿だと思ってるんだから、公平だねと言われた。 ちょっと目から鱗。 そういう考え方もあるか。 隣のフラットの奴らに馬鹿って言われてたら落ち込むけどねと素敵な一言も添えてくれた。 なんとなくすっきり。
大学の校舎は昔の国立美術館を使っているので結構かっこいい。 無意味に重厚なのに手すりにキーウィーバードが彫り込まれているあたりちょっぴり間抜け。 学生は24時間建物を使える。 今も大学のコンピュータールームにいる。 カードをもらえて夜はそれを使ってドアをいっこいっこあけなくちゃいけないのが面倒だけど、まあ、なんだかいい感じ。 家が遠い人とかはよく大学に泊まっている。 多摩美は八時で追い出されたからな。 えらい違いだよな。  まあ24時間開いていたって、私のフラットと大学は多摩美の自転車置き場とテキスタイル棟程度の距離ですし、家にパソコンあるし、泊まる必要ないし、あんまり享受できませんがね。 
そういえば明日からネットが家で使えるようになる! ってことは明日からSkypeできる! やっほーい。 これで日本に電話するときとかに電話代気にしなくてよくなる。 ほっほい。 それにまだ自分が引っ越した事実を本当に本当に近い人にしか伝えていないんだよね(苦笑) 自分のパソコンに友達のメアドが入っているからやっとやっとウエリントンに引っ越した事実を伝えることができる。 やっほーい。 それに写真も友達に送れるし、ああ、自分のパソコンにネットがつながるってすばらしいことですね。 
さーて家に帰って課題するべか。