お休み

adanae2005-03-25

 今日からに週間が大学が休み。 一週間目が休みな名目はイースター。 二週間目は自習期間。 素晴らしいね。 

昨日大学の課題提出日で、プレゼンをした。 課題を本気でやったし、その分良いものになったと思う。 プレゼンし終わった後に達成感が強くあった。 なんかすごく面白かった。 やっほい。

大学の授業で一つカルチュアルアイデンティティーなるものがある。 ニュージーランドのアイコンを調べていく授業なのだが出て来るのはほとんどマオリの芸術で、授業で使われる言葉もマオリ語ばっかり。 私はマオリの神話を知らないし、マオリ語もほとんど知らない。 日常会話で出てくるマオリ語は、美術史の時には出てこないから授業中私が知っているマオリ語はほぼない。 よって授業で話していることがなんなのかちっとも分からないことが結構ある。 ニュージーランドで育つと小学校とかでいっぱいマオリの神話の絵本とかを学校でも読むみたいだし、家でも読むだろうさ。 そしてマオリ語を教える学校も多いし、マオリ文化のど真ん中で生活している彼らはパケハであっても(パケハはマオリ語でマオリ人以外の人って意味らしいんだけど、もっぱらヨーロッパ系移民の事)必要最低限の事は知っているようだ。 あ、必要最低限以上の事を教えるのが授業なんだから当たり前か。 え、あ? なんか頭こんがらがってきた。 とりあえず、一つ言える事は私はこの休み中に相当数のマオリ語を覚えて、絵本などを読みあさりマオリの神話を把握し、尚かつヨーロッパ系移民が来てからのニュージーランドの歴史も漠然と分かるようにならないとこれからがやばいと言う事だ。 私はニュージーランドにきたつもりでいたけれども、ここは本当はアオテアロアで文化における基本はマオリ文化でヨーロッパ文化ではない妙に政治的に正しい国なんだ。 私がニュージーランドに引っ越したと思っている人には、訂正をお願いします。 私が引っ越した先はアオテアロアで、必死こいて覚えている事はマオリ語とマオリ史です。 来年には日本人で五十本の指に入るぐらいにマオリ美術史に詳しい人になっていると思います。 

 今日フラットメイトと愛の話しになり、なんか気持ちがごにゃごにゃする。 気分がのったらやっちまえ体質の奴らだから、話しの最後に「じゃああんなが愛しているのは(!)この人だから今から電話しろ!」となった。 真剣に、一見論理的に考えているように思うんだけど最後の到着地点がそこってのはなんかはかられているような気分になるわけで、変なのと思う。 って事で古い友達に電話したけど、友愛以上のものは別に感じなかった。

Warhol信者の私としてはうれしい限りだけど、うちの大学のポスターのど真ん中に鎮座しているのは彼だ。 ほっほい。 でもなんか顔が微妙に違う気がする。


休み一日目はだらりんとして終わった。 朝起きて、Nowhere in Africa、ラピュタ、pollock、Hedwig and the angry inchを見る。 家の子達と見る。 このDVDマラソンを最後までし通したのは私だけで他の子達は眠ってしまったり、他の家から来た子は帰ったりしたのをぼんやりと覚えている。 このマラソンは前の晩から始まっていて、Live forever, Basquiat,Amerle,Lost in translationが昨日のメニュー。 昨日の晩から今日までのイメージはフルなパレット。 なんか頭の中で勝手に雑誌を作っているような気分になる。 

その後、フラットメイトのお姉ちゃんのバンドのライブに行ってた。 なんだかかっこつけてるクラブで深夜12時から印象的に、ドラマティックに、始まった。 夜は瞬間瞬間が勝負だと実感する。 どれだけ目を配らせられるかが大切だ。 友達のお姉ちゃんは彼女(マオリ人と中国人のハーフのマジで、この世の人とは思えないほどの美女)と熱烈に80年代なバンドを結成している。 女の子バンドでビジュアルすごくいい感じ。 ただでクラブに入れてもらった以上、責任もって踊り狂わなきゃいけないと思ったんだけど、口を尖らせながらかかとでリズムを刻むような音楽で、聞いているとよくわかんない気分になってくる。 かっこいいのか悪いのか分からない…。 フラットメイトはお姉ちゃんの勇姿に大興奮で踊り狂っていた。 原宿で一回モッズの男の子と話した事がある。 彼といた場所が原宿だったってのも結構重要なんだけど、その子はモッズの人たちの生活態度や姿勢(物理的な姿勢、立ち姿)などを研究し、日々鏡を見ながら自分をよりモッズに仕上げていっているのだと、うれしそうに言っていた。 超80年代なフラットメイトとそのお姉ちゃんを見て、彼の事を思い出した。 すごいな。