缶切り終了

缶切り関連の課題が終わった。 やっほい! 三日は学校に泊まった。 最後の一週間は毎日朝から夜中まで学校にいたし、頑張った。それでも提出日の朝六時半までかかった。 もうどうして私はちゃきちゃき出来ないのかは気にやまない事にした。 出来ない事は出来ないんだ。 あきらめてこれからも学校に住もうと思った。 いつも、自分がどれだけ寝ていないとか忙しいんだって言う人に対してじゃあもっと時間を上手く使えよとかって思っていたんだけど、どうやってもぱんぱんに予定が埋まってしまう事もあるのだなと理解した。 そして寝ていないときや疲れているときは自分が寝ていない事や疲れている事しか考えられなくなるからそれしか話せないのかと分かった。 私も自分が寝ていないって事しか人に話せなかった。
 美術館校舎の横にインダストリアルデザインの校舎がある。 そこにはベッドもシャワーもあるらしい。 一番寝れない学科らしいし、毎年一人ぐらいしか女の子は卒業できていないらしい。 「ハーレムだからあきらめないで頑張るんだよ」と先生達に今から励まされている。 小さい課題が凄く沢山あるんだそうだ。 で、気を抜くと溜まっていっちゃって収集がつかなくなるんだって。 怖いね。 今のところインダストリアルに進む子達(今年は全部の学部ごちゃ混ぜの授業で二年から専門)を二人知っている。 一人はすぐ薬に走るドイツ人でもう一人は極寒の中でもTシャツにビーチサンダルの体の作り全体がやけに長い男だ。 そのなんだか長い子にプレゼンテーションのときに相手の作品の感想を書いて渡すんだけど、今日全く頭が回らなくて「Mexico」って書いて渡した。 色がメキシコっぽかったってだけなんだけど、笑いのつぼにはまったらしくて、私のあだ名は「MEXIE」になった。 これから四年間、絶対君の事はMexieって呼び続けるからって言われた。 今日はMexcieの誕生日だ。 せめて「Mexican tast」とでも書けば良かったんだろうけど、本当に頭が回らなかった。
今朝徹夜して、プレゼンの九時までに一回シャワーを浴びようと思い朝帰宅した。 で、シャワーに入っている時に停電した。 凄く空しかった。 あまりにも眠くて動きがとろくて真っ暗闇の中長い事暖かいお湯にさらされていた。 窓に写る車のライトが美しかった。 停電の原因は今回電気代を払う番だった子が払わなかったからで、その子はまだ学校で作業していたのでほとんど泣きながら電気がないんだと訴えて、近くのガソリンスタンドに電気を買いにいかせた。 うちの電気はガソリンスタンドで買える。 所変わればだ。 暗闇の中で待っている間に寝てしまって、ばっちりプレゼンに遅刻した。 家かえんなきゃ良かった。 先生に携帯で呼び出されて、学校に起きて五分で行って、でMexico。
そんな感じの日々です。 

少年カフカを古本屋さんで1ドルで買って読んだ。 村上春樹は邦楽だと小沢健二を聞くそうだ。 良い話しだ。 海辺のカフカを発売した頃に村上春樹のサイトに送られてきたメールとその返事が乗っている本で、「あーもうわけわかんねえ。 とりあえず休憩」って時に読むには最適な本だった。 

少年カフカ

少年カフカ

今回の課題の間一番ためになり、道しるべを与えてくれたのはJohannes Itten "Design and Form", Victor Margolin "The struggle for utopia: Rodchenko Lissitzky Moholy-Nagy,Aleksandr M.Rodchenko "The future is our only goal"。

Design and Form: The Basic Course at the Bauhaus and Later

Design and Form: The Basic Course at the Bauhaus and Later

The Struggle for Utopia: Rodchenko, Lissitzky, Moholy-Nagy, 1917-1946

The Struggle for Utopia: Rodchenko, Lissitzky, Moholy-Nagy, 1917-1946

Aleksandr M. Rodchenko and Varvara F. Stepanova: The Future Is Our Only Goal (Art & Design S.)

Aleksandr M. Rodchenko and Varvara F. Stepanova: The Future Is Our Only Goal (Art & Design S.)

全部図書館の本なんだけど、Johannes Itten "Design and Form"はバウハウスのベイジーックコースでの作品が沢山乗っていて良いです。 凄くおすすめなので、どっかで探してきてみてください。 

  • Empty

母音がとても少ない事からもなんとなくその空っぽ具合が伝わってくる単語ですね。 多分全く関係ないけど。 
最近とてもよく言われる言葉がemptyだ。 プレゼンの後に貰うクラスメイトから貰う感想のメモとかにもいつも書かれる。Eから始まる私への感想はemptiessばっかりで、今私がアルファベットの本を作るとしたらEは間違えなくEmptyだ。 Aは勿論Annaだ。あゆみにもアレクサンドラにもAの座は譲らん。 Mも私の名字であって、瑞穂には譲らん。 Sぐらいは淑慶にあげようかね。 あーでもStarwarsがあるからな。 
自分も最近よく空っぽだあと感じるときがある。 空っぽなことはないんだろうけど、詰まっているものがこっちの子と違うとは思う。 こっちの子には私からしてみたらよくわからない事がぱつんぱつんに詰まっている感じがする。 きっと、その私からしたらよくわからないものが詰まっていないから私は空っぽに見えるんだろう。 高校のときよりもみんなどんどんなにかが詰まってきているし、私はその面に関してはどんどん空っぽになってきている。 きっと基本的な脳みその使いからが決定的に違うんだろう。 濃い薄いでは濃い方なんじゃないかと思うんだけど、つまっているつまっていないでは詰まっていない方なんだろう。 ポスターもクラスの子の多くはうめていく、しめていくって構成をしているけれども確かに私はない場所を目立たせていく事を意識していて、そこが違うのかもしれない。 マオリ人の子と私は結構空っぽ信奉者だ。 お互いをナルシスティックにほめ合ってみたりする。 あるとかないとかより、濃いか薄いかとか、明るいか暗いかとかの方が気になる私はこれからあるかないかとかを気にし始めていくようになるのだろうか。 薄いと明るいが同じ言葉になってしまう英語圏の人達からしたらどうでも良い事を気にしている空っぽなポスターに見えるのかもしれない。 これが私の文化背景に関係しているのだとしたら、力一杯言わせてもらうが、ニュージーランドは何かつまっているかもしれないけど、それでも間抜けだ。 間抜けな風がふいている。 間抜けも空っぽもどっこいどっこいだ。 日本のフラットで夜中に話している事が行き詰まると「どっこいどっこいだ」で解決していた。 詰まったときにもっと詰めないでどっこいどっこいで解放していくのが空っぽって事なんだろうか。

淑慶のブログを見たら韓国のStarwarsのポスターが! きゃはははは!! 韓国語だよ! Starwarsが韓国語だ! なのに、ちゃんとStarwars fontだよ。 凄い。 この統一感は立派なもんだ。 うわー、なんだか世界中の集めたい。 みんなのしかめっ面がキムチ食べた後の辛い顔に見える。 カタカナのヴァージョンも読めない人から見たらたまらなくエスニックなんだろうな。 ヨーダはわさび色って感じになるんでしょうね。 良いですね。
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