山盛りもりもり

 今年から大学では専門的な領域の勉強をするようになりました。 これがまたとても面白いんだ。 多分今まで勉強してきたことの中で一番面白い事を勉強していると思う。 もし、私が今までに何かを勉強したことがあるという前提で言えばの話しだけど。 とりあえず、楽しいです。
 
今学期は4ペーパー取っています。 内訳は、Industrial design studio(コアのペーパーで、総合的な教科)、Industrial design materials and model constructionっていう模型をひたすら作り構造の勉強をする実技のペーパー、Industrial design historyというセオリーペーパーと、Industrial design graphic processesっていう製図のペーパー。 


 メインのペーパーであるStudioでは、去年と違い、今年は課題がかなり細切れに出る。 課題の期限が一週間とかってのが多い。ID stuidoでは大抵、水曜日に提出+プレゼンで、帰りに新しい課題の説明で、また水曜日に提出+プレゼン。 去年のStudioでは一つの課題に一ヶ月以上あったものだから、なんだか気分が忙しくなる。 ハイになれて楽しいです。 これが終わったらあれだー!ってのは、良いですよね。 わくわくします。

 で、異常に時間がかかり、ほとんど全てのプライベートの時間と学校で授業がない時間を消耗するのが、ID materials and model construction。 冗談かよってぐらいに時間がかかる。 よって、コアペーパーのStudioより存在感があるというこの微妙な感じ。 Styrofoamや、木を切ったり、貼ったり、測ったり、叩いたり、溶かしたり、投げ捨てたり、叩き割ったり、握りつぶしたりしています。 作業室での経験でなんか人生観すら変わってきているような気がするよ。 物の構造や、用途、あと意外と社会の事とかが分かるような気がする瞬間がある。 例えば、男の子がどうしてああいう服装をしているのかとかさ、機材を使ってみると凄く納得がいくんだよね。 ジーンズは凄いなと思う。 私の学部の男の子たちの一種のステレオタイプ的な服の着方とかの意味が分かったんだけよね。 分厚い素材で出来た靴に、ジャストサイズなジーンズ(今時珍しいですよね)に、Tシャツに短髪でキャップにリュックサックな服装な人が非常に多いんですが(ってかほとんどがそう)、これは作業室でのドレスコードを守ると必然的にこういう格好になっちゃうんだよ。 作業室に入る時は、ダストコートを着なくちゃいけないから、熱くなるのでTシャツで、で、バギーなズボンやタイトすぎるのは作業する時に「危険」だから駄目で、足を守らなきゃいけないから、「一億総勢スケートボーダー?」ってスニーカーになり、そして耳当てとゴーグルの邪魔にならないように髪を切ると。 納得納得、マジで納得。 Form follows functionだ。 ID Historyの授業で言われたことは正しかった! (Form follows function is a principle associated with Modern architecture and industrial design in the 20th Century)あと一ヶ月もしたら私も全く同じ外見になっていると思う。 で、自分の服装とか、外見とかがいかに作業室にあわないかを実感するんだよね。 なるほどって一人ですっごい納得した。
 ついでにダストコートが真っ青なんだけど、これはまさにブルーカラーってことっすかって、疑問に感じている。 ってことで、調べてみたら、やっぱりそうだった。



 それにしても、ID Historyとgraphic processesはかなりお手上げ状態です。 何も積極的にやってない。 なぜならば課題のスパンが長いから、何となく後回しになってしまっていて…。 やばいよ〜。 これからきっととても後悔することになるさ!