ゲイサイが終わったからってしょんぼりしていてはいけない。
おとといイギリスの学校の同窓生が少林寺拳法のトーナメントに参加しに二人日本にきた。 朝応援しにいく。 試合がむちゃくちゃかっこ良くってしびれた。 
いかすよ少林寺

昼過ぎに大学の友達と合流して明和電気の展覧会を見に行く。 
友達が明和電気のサインをもらうために順番待ちをしている間、ケンケンパを知らない彼らの為に私がレクチャーをしてあげる。 ギャラリーの入り口の廊下でみんなでケンケンパをする。 ポルトガル人の男の子の跳躍力は素晴らしく、圧勝される。 ケンケンパのルールを教えたのは私なんだけど、どうも間違えているようなきがする。 私が教えたのは、チヨコレイトパイナツプルなのではないかと薄々思う。 でも、誰がその違いを気にする?

コスチュームを貸してくれる場所があって、明和電気の職員風になってみる。 そして暴れる。 監視員さんたちにここまでコスチュームを貸して楽しんでくれた人たちはいないと、ほめてもらう。 どうやらこの展覧会はおおらかな展覧会なようだ。 楽器を叩きまくり、ステージに乗って明和電気の物まねをして、よくわからないアメリカ人の男の人たちに絡まれ、一緒にいろいろポーズを決めながら写真をとる。 
友達夫婦はしあわせそうに、明和電気の格好をしたパートナーを激写していた。 私もそういった夫婦になりたいものだ。
遊んでいると、明和電気が出てくる。 一緒に写真をとる。 でもそうゆうときにかぎって私のデジカメのバッテリーは切れる。 
謎のアメリカ人たちが(投票はどうした!)明和電気と親しげにしている。
あなたたちは誰…?

夕飯を食べた後、カンフーボーイズに合流した。なぜ日本にいるのに彼らがアイリッシュパブでビール飲みながらソーセージ食べているのかは、永遠の謎。 さすがイギリス人。 少しでも手の込んだご飯は食べれないんだね!

家に帰らないで彼らが泊まっている家に泊まることになる。 その前にちょっと少林寺マスターたちの飲み会に顔をだそうと言われて、「ちょっと」を信じてついていく。 六年間、だまされ続けて、そしてそそのかされ続けてきたくせに成長のない私は、ゲキ狭なスナックに連れて行かれて、席がないが為にステージの上に座布団ひいた所に座って客席でおこなわれるエンドレスカンフーチャットとパフォーマンスを夜中の三時まで鑑賞することになった。 どこがちょっとなんだよ!
日本語がはなせない友達が横で五十代までに2000人とやるためには一週間何人とやればいいのかを電卓つかって計算している。 旅行先の電卓は両替のときに使うんだよ…。「余裕じゃん!」と喜んでいるから私も一緒にいろいろもっと良い手を考えてあげる。 別に一回の相手が一人でなくても良いわけだよなとか、考え始めるととまらない。 そのうち世界中が彼の子孫で埋め尽くされるのではないかと思い、寒くなる。  結構しんどくなって友達に電話する。 壁のハジッコを向きながら、心境を吐露したらすっきりした。 

ようやく帰ろうとなったときタクシー乗り場で友達がはく。 そしてハーバルエッセンスのCMのように感じまくって喜び始めるほかの友達。 夜の新宿に感じまくってる雄叫びが響く。 なぜかはきながら友達が走り出し、大喜びでそれを追っかける友達を、ゴミ袋持ちながら私も追っかける。 カオスだ。 結構長距離を走る。
やっとタクシーに乗り込み、ほっとしたのもつかの間、友達が乗っているもう一台のタクシーがとんちんかんな方向に消えていく。 学芸大前に行く筈なのに彼らは都立大前に行ってくれた。 ありがたい。
三十分間ぐらい家の前でまつ。 はきつかれた(または走り疲れた)友達は玄関前で意識を失っている。 感じまくった友達は道路で寝ている。 もう一人は家と家の間に挟まっている。 私は一人で空をながめていた。 鍵を持っている子がやっときて、友達のお姉ちゃんの元カレの実家に、(その家はその日からだった)無断で泊まる。 超豪邸なのにすきま風が吹いてきて寒い。 早朝寒さで目が覚めて、みんなが寝ている間に私は逃げ出すように大学に行った。

大学で藤子不二雄Aの授業をうける。 面白かった! かっこ良かった!
そしてソフィー・カルの映画を見て、沖縄料理を食べて落ち着きを取り戻した。

夜友達のデザインプロジェクトの翻訳や、細々とした手伝いをする。
楽しい穏やかな夜。