何かに気が散って本すら読めなかった不思議2004年があと数日で終わると思うと、感慨もひとしお。 ビレッジ橋本から友人達が一人、また一人と遠くに消えていき、今は私がひっそりと森の奥のトトロの様にハウス愛原のダブルベットに寝ている。 12月21日から急につきものが落ちたかのように本が読めるようになったおかげでベットが今まで第一の優先順位で使われていた読書の為の場所に舞い戻った。 本を読まなかった期間はまな板を載せて果物を切ったり、シェパードパイを食べたりと、ほぼダイニングテーブル状態であったから、やっと正常の状態になれたんだろう。 ブレックファーストインベットが過剰な雰囲気になっていたのは私なりのベッドの使い方の研究期間だったからだ。 でももう大丈夫。 
ベットは物語の為の物になり、私との親密な関係を取り戻した。 果物をベットで食べるのは、私的には衛生観念を越えたヒットであったから残すけれども、プロレスはもうやめる。 ベットでのプロレスは同居人とヨガマスターとも人間テトリスともいえる状況を作り出し、関係を悪化させたり、私が寝ている時に横でプロレスをした不思議な人たちが私のランプを破壊して部屋を牛乳だらけにしてくれたこともあった。 だからもちろんもうしない。 よっぽどの事がない限り。
二十五日は前日に泊めた友達とゆっくり過ごした。 昼まで寝て、昼間温室の様になる私の部屋でずっと日光浴をしていた。 社会学者の友達は「東京」をテーマに研究しているそうで、興味深い話しを私に沢山してくれた。 夕方散歩をしながら聞いた事がない話しを聞いていると最高な気持ちになる。 そして博士論文が美術批評についてだったと聞き、余計に興味と好奇心が湧いた。 ラブ! 

夜、友達夫婦の家に行き形式張ったクリスマスディナーを食べる。
そこの家の三歳になる子供のクリスマスプレゼントを開けるセレモニーはとても愉快であった。 私が持っていた超中途半端なプレゼントはあまり彼の心をときめかせなかったようであった。 寂しいっすね。

そこの家に一泊し、二十六日に鎌倉の実家で行われる家族の食事をしに帰る。 父が焼いたターキーがそれはそれはおいしくて、お家が一番だと思えた。 お兄ちゃんのグラマラス街道一人フルマラソンはまだ続いているらしく、むちゃくちゃセクシーなジーンズを購入しそれを家族の前で披露してくれる。 お兄ちゃん!超ホットだよ! Fatboy slimのジャケット並みに股間から光が射してきそうなセクシージーンズに家族で盛大な拍手を送る。 そして将来おのおのの家庭を持ってもこのターキーと甘いソースの味を再現し続けようと兄と誓う。 しかしお兄ちゃん、一体誰とどんな形式の結婚をするの?! メトロな彼に幸あれ。

瑞穂にクリスマスプレゼントであげようとThe study roomで買ったきらんきらんの鉱物、名前が思い出せないんだけど、天然ミラーボールって感じの銀色の物体を、お兄ちゃんにあげてしまう。 異常に感動してもらった。 今度家に帰ったら彼と一緒にその鉱物に細工をして窓辺に吊るそう。 そして光をキラキラと反射させるオブジェに変えるのだ。 
瑞穂にはまたその鉱物を買って先に細工をして渡そうと思う。 鉱物を吊るす紐にも宝石のような鉱物をつけて、最高にロマンティックなのにするんだ。

家族との食事の後はマッハでマッキントッシュおたく達のお店に行き、じゃんけん大会に参加する。 ipot photoやimacがじゃんけんに勝つと貰えるのだ。  でもじゃんけんヨワヨワで負け続け、お土産だけ貰って立ち去る。 その後友達と今年度の反省会。 

ハウス愛原に帰ると同居人が旅行から帰ってきていて、ここ数日間の話しを熱中しながら話す。 これがなきゃ!