何故なんだ!

今日、大学の中に立派な現代美術資料センター系(タマビのごく一部の人にしか通じない名称だわよね)がオープンした。 研究スペースがギャラリーと一体化していて、定期的に作家がそのギャラリーで何かをするそうだ。 で、記念すべき最初の作家は私の大学の先生で、なんだかとっても良かった。 こっちに来てから初めて作品を見て「っこ、これだよ!」って気分になった。 旧ニュージーランド国立博物館を校舎に使っているから、雰囲気的には何を飾っても様になるんだけど、だからって自動的に作品が魅力的になるなんて事はおこらない。 魅力的な作品がある部屋が一つ新しく出来たってのは素晴らしい。 私は昨日作家がまだ作業しているときにちらっとのぞいて、「っこ、これだよ!」ってなり、お邪魔して一人で存分にその空間を味わえた。 今日はオープニングだったのでシャンパンを飲みながら(しかも食事も出た! ラッキー)ざわざわした空間になったその部屋でまったりした。 私の大学は山の上にあって(聞き慣れたフレーズだわ。 私は山の上の学校にしか縁がないみたい…)夜景が結構奇麗。 って言っても、橋本に国会議事堂とビジネスタワーがちょこっと建ったぐらいのスケールだけれども。 立派な現代美術資料センター系の部屋(名前はLitmus)のガラスの反射と街の夜景と「っこ、これだよ!」の持つ雰囲気とシャンパンが一体になってなかなかに気持ちがよかった。 建物の持つ力を拡張させたような夜だった。 

で、そんな事に一時間ぐらい使ってしまって、それがいけなかったのか、今日中に終わらせようと思った事が一個も終わらなかった。 二時まで学校に残って作業したのに! ただ長い時間をかけているから良いって訳ではなくて、ちゃきちゃきと長時間働く事が大切なんではないだろうかと単純な事に今日気がついたので、忘れないうちに書いておく。 ただ、長く働きゃいいって訳じゃない。 ちゃきちゃきと長く働く方が良い。 あ、あと今日は一週間ぶりぐらいにカフェに行ったんだ。 仲良しの友達とカフェで髪型雑誌を読みながらああでもないこうでもないとミーティングして、良い気晴らしになった。 

そんなこんなで一日が終わる。 あー、あと少しで学期末だ。 それまでには全ての課題が終わっているはずなんだ。 終わらせる為に今働いているんだ。 私が終わらなかったって思ったって課題は勝手に提出日が来たら受付を終わらせるし、もうその後では提出できないのだ。 なんて当たり前の事! でも、その当たり前の事が新鮮だ。 (今年は今更な事に沢山気がつくんだけど、「課題を終わらせる」って為には終わり、そして終わった後のビジョンと、それまでのプロセスのビジョンで出来るだけ具体的に持っていなくては行けないのだと、そして終わるし終わらせるんだって事を現実的に考えて、決心していなくてはいけないのだと分かった。) 私の課題が終わるのが、課題の提出締め切り前になる為に働くのみ。

大学の照明がこの間赤で、なかなか奇麗だった。 今年卒業した人達の夕食会で、オペラ歌手とかオーケストラが来て、演奏を聞いたりご飯を食べたりしていた。 私は隣の部屋で紙に糊をこすりつけていた。 夕食会で照明が赤って妙よね。

この間フラットメイトと夜中にパンケーキを焼いた。 私が焼きたかったのに、うちにはパンケーキ奉行がいて手出しさせてもらえなかった。 一人の子が胸にパスタを貼付けて乳首って言って喜んでいた。 なぜか頭にビーナスの誕生が浮かんだ。