an umbrella and a sewing machine on an operating table

デザインスタジオ

列車とペンギン。
フォークランドは、ペンギンが沢山いる。 
それ以上の情報を得れない自分がいる。

ペンギンと列車が地雷の上。 ミシンと傘が手術台の上。

シュールレアリスム

そういえば、この有名なフレーズを言った人は一体誰なんだろうと考えて、調べる。
結構必死に検索した。 履歴を見せてあげたいぐらいだよ。
そして今知ったけど、はてなのキーワード検索でものすごく簡単に分かったんだね。
シュールをクリックして、リンク先のシュールレアリスムをに行き、ロートレアモン伯爵と出会ってください。


ああ! 私の三十分は何だったんだ。 

そして、悔しいからワークブックにものせるぞと思い、必死に英語訳を探した。 
英語版も検索が上手な人は一瞬で見つけられたんだろうな。 ちょっとむなしい。 

自分を慰めるために、Rufus WainwrightのComplainte De La Butteを聞き、心は黄昏のモンマルトル。

永遠の謎だと思っていた歌詞の内容を、今度は簡単に検索で見つけた。
そして永遠の謎だと思っていた歌詞の半分は英語だったことが分かった。 ああ! 


ああ、どんどんデザインスタジオからかけ離れていく。
今日はスタジオの一環で同じ街にある他の大学のギャラリーに行った。 今やっている課題にこれほどぴったりな展覧会はないから次の授業はギャラリーでするわよ、現地集合と先生が先週大興奮していたのにも関わらず、来た生徒は十人に満たなかった。 キー! なんだか先生の代わりに私が悔しいわ。

とにかく、展覧会自体は面白かった。 南極をテーマに集められたニュージーランドの作家の展覧会でその名も、。 

 南極をテーマにして作品が展覧会一個分集まるって凄いよね。 さすが私の街が南極からの風にさらされて寒いだけある。 南極は私のすぐそばにあるんだなと感慨を受け寒気がした。
 
 なんで今、南極の展覧会なのかは私には分からないが、きっと何か意味があるんだろう。 私には分からないニュージーランドと南極の何かがあるんだ、きっと。

作品の一つで偽物の雪と発泡スチロールの山のセットの中でペンギンの着ぐるみと南極探検隊の服を観客が着て、それを作家が写真におさめるというのがあり、クラス全員ですることになる。 ペンギンの着ぐるみは二着しかない。 先生が「ペンギンやりたい人」と言った瞬間に「私!」と両手をあげながら熱烈にアピールして、着ぐるみを着る権利を手に入れた。 やったね。 顔が出る着ぐるみで、髪の毛も少しはみ出る。 もう一着を手に入れた幸運な子は、金髪で柔らかい髪のため、静電気が起こり顔が出ているところからとさかみたいに髪の毛がはみ出していた。 
「髪が黒いから、あんたのは分からなくていいけど、私のは変なことになってる」と傷ついていたので、「黄色いとさかのペンギンもいるんだよ! 逆にリアリスティックだって」と最近ペンギンに詳しい私は彼女を慰めることができた。 やったね!
そして、南極探検隊に扮した男子生徒二人に挟まれて、後ろに何も衣装をつけていないクラスメイトと先生が並び記念撮影。 撮った写真はギャラリーに飾られる。 
先生のうちの一人は私のペンギン姿にえらく感動していた。 写メールをとられた。 もしかして、コスプレ好き?とちょっと先生の新しい一面を知った気になる。 後ろのジッパーがおろせなくて、ペンギンの姿のままばたばたしていたら、人々に笑われ、おいていかれそうになり、横に突っ立っていた作家に「ジッパーおろしてくれ!」と頼み解放された。

ペンギンの着ぐるみを着て、少し経験値をあげたと思う。 フォークランド諸島のペンギンでなく、南極のペンギンであったけれども、何もしないよりはましだ。