ボブ

財布の中身と不釣り合いの嗜好品を買う時ほどに自分の計画性のなさとかにうんざりする時はない。 「やめとけ!」と頭の中では分かっているのに、それでも買ってしまう時、私は真剣に自分の物欲が怖い。 今日もふらっと入ったセレクトショップでA.P.Cのズボンを買ってしまった。 私は一体なんの為に汗水流してバイトしているのだと深く自己嫌悪。 しかしそれを上回る喜び。 早速何に合わせて着ようか考えると、心は夢見心地。 オーイエス。 あー、私駄目だなあと思いながら、お直しのために行ったテーラーを出て、はっと気がついた。 横のCD屋さんからボブディランの「Like A Rolling Stone」が流れている! 多分、多くの女性にとって自分が物欲に負けた時に一番聞きたくない歌だろう。 私はこの曲を聞くと、本当に金縛りにあう。 それぐらいにこの歌の歌詞は、不安感を持っている女性の「絶対こうはなりたくない姿」を歌っているよ。 マジで怖いって! ホラー映画なんて目じゃないね。 若い女を恐怖心で泣かせたかったら、バックにこの音楽かけておけばみんな泣く。 レジでこの歌かけておいたら、数日でそのお店は破産するね。 間違えない。 「っげ、Like A Rolling Stoneが流れてる。 ボブの啓示?!」と恐れおののき、友人に電話。 「バイト代で服とか以外に何買うのさ」と言われる。 「っしょ、将来のための貯蓄とか。 っい、家とか買わなきゃいけない訳でしょ? Like A Rolling Stoneになったらどうしよう、このズボンの所為で。」とおたおた私が言うと、ばかばかしいと言放って電話を切られた。 そうか、ばかばかしい問題かと急に気楽になった。 勿論友人には先週私がStussyのあほらしいジャケットを買ったばかりだとは伝えなかったが。 

Like A Rolling Stoneを聞いても恐れおののかない女性と一緒に時間を過ごしたい。 そして私も「別世界の話だわ」と思える人になりたい。 本当にこの歌は冗談にならなくない?

映画祭

最近一人映画祭を実施中で、今週は「世界の名作映画祭」を行いますと友人に宣言した矢先に、同居人と一緒にドラゴンボールZの映画とファインディングニモを二本立てしてしまった。 ニモを見終わって、「すげーよかったなー」とか言っている時に気がついた。 今週はきっとアニメ週間になると。 そして案の定AKIRAを見た事がない同居人の為に借りてきて、先ほどまで鑑賞しておりました。 すっげーーーー良かった。 こんなに凄かったっけ、と見ながらきょどきょどした。 DVDが発明されてくれて良かったと思ったわけです。 技術万歳!

DRAGON BALL Z DVD BOX DRAGON BOX VOL.1

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AKIRA DTS sound edition [DVD]

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ファインディング・ニモ [DVD]

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 大学でもそもそとドキュメンタリーを数本見て、あー私はラウシェンバーグが好きだと気がついた。 私は彼がとても好きだ。 そして、YBAのおぞましさは、非常にめんどくさい。 そしてグッケンハイム美術館はライトの建築物なのかと今更知った。 うん、恥ずかしいけど、公表するよ。 私はライトの建築物なんて自由学園のぐらいしかしらなかった。 自由学園のを知っていた理由も、親族が通う学校だから知っていた程度さ。 マシューバーニーと、リチャードセラの対決の裏にもライト、ラウシェンバーグの展覧会の裏でもライト。 今更だけど、美術館を建築するって凄い事だね。 

Ken Burns: Frank Lloyd Wright [DVD]

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Robert Rauschenberg: Man at Work [DVD]

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100: Works that Changed British Art

100: Works that Changed British Art

これの映像版を見た。 所々面白かったけど息が詰まった。