人生ってハードだよね

成人してから特に、そして周りが就職活動を始めてからもっと特に、人生ってハードだよね系の発言を聞くようになった。 そして自分もそう思う。 

でも、実際のところはどうなんだろう。 じゃあ、小さいときはハードじゃなかったかとか、これからもっとハードになるのかとか考えると今人生をハードだと言うことって意味があるのかと思えてくる。 それに「ああ、人生ってハード。 がんばってる私」ってシチュエーションを自分が長く続けられるかと考えると、途中で「がんばったから疲れた。もうやめよう。」とかって言い出しちゃうような気がするんだ。 ハードって思うことになんか良い面があるのかとか考えてしまった。 演歌の世界に突入するだけのような気もするのよね。 「ハードだ、だからがんばろう」って考え方自体が根本の問題とそれへの解決からの逃避なのかもしれないと思えてきた。 それでもどうしようもなくハードだと感じてしまうときは、しょうがないから開き直るべきなのかもしれない。

とりあえず、今年は「ハードだ、ハードだ」っていう背中に石をしょっている気分から脱して、もっと作戦深く、思慮深く生活しようと思う。 溺れるなら、演歌の世界よりも策の方に溺れたい! そっちの方がユーモラスだ。