集団登校

最近の近況をちょっと。


朝の六時ぐらいに起きて、起きた瞬間に友達のケータイにテクストを送ります。 「今起きました」と私の覚醒の証拠を示すのです。 三十分ぐらいすると近所に住んでいるその子が迎えにきて、二人で一言も口をきかないまま、家から学校までの間に住んでいる友人とかを拾い登校です。 大抵七時前ぐらいに学校に着く。


で、この小汚い机に向かい作業。 椅子に正座するのが私の一番集中できる姿勢で、なんだかアジアン。 私の机も乱れきっているけど、向かいの友人の机も乱れていて、お互いに乱れを増長し合っております。 ホワイトボードの真横に席がぶんどれたのが誇りです。

一応、乙女らしく、お花を飾ってみました。

バーニーのポスターを張って、一応キュートに仕上げてある私のロッカーの中も、机同様乱れきっています。 学期末らしく。 

中には、外に出る時用のジャケットやらガスマスクやら粘度やら大昔に友達がくれた意味の分からないオブジェやらが詰められています。 ちなみに、このロッカーの他にもう一つロッカーを頂いているのですが、それも凄い。 開けたら何かが落ちてくる。 今図書館から四十冊本を借りているんだけど、それが無造作に詰められていて、どでかい建築の本とかがパコーンって落ちてくるから怖いです。 四十冊の図録の雪崩は怖いよ。


で、机に向かって正座したまま、夜の十二時ぐらいに朝迎えにきてくれた友人の車で、集団下校です。 帰りは口きく。

ちなみに、なんだかくそ寒いから、セーター着て、作業用のつなぎ着て、その上にダストコート(白衣の青い版みたいなの)を着てます。 つなぎも青、ダストコートも青。 首から下げている大学のストラップ(大学の建物に入る為のスワイプカードとか鍵とかががぶら下がっている)も青。 半端なく、ブルーカラー! つなぎは作業室の端っこに放置されていた大昔の卒業生のやつで胸に「ASH」と名前が刺繍してあります。 一体どんな人だったんだろう…。 ある種のロマン。 モッサイ、自分の作業着を忘れて卒業するようなおやっさんだったんだろうな。 拾った当初は異常に臭かったので、二回洗いました。

一階の作業室(そこでは溶接とかそういう本気系の作業をする)ではなぜかいつもギャングスタヒップホップが流れていて心強く、二階の自分たちの机のある教室ではTom WaitsとかLeonard CohenとかJeff Buckleyとか世にも暗く重い音楽が流れ私たちを励ましてくれています。 両極端だよなあ。 


なんかそんな感じ! 


みんな、時間余ってたら、私の幸運を祈って!


おまけ。
一回アップロードした後に自分の机とかロッカーの写真をまじまじと見たら、半端無く乱れていて、恐怖を感じた。
これは危ない人の机とロッカーだ。 たまたまここ数日間みだれているだけで、いつもはもう少しまともです。 乱れすぎていて、面白いから写真にとったんだい!

ちょっと急ぎで

学期末でなんだか忙しいです。 なんだか忙しいと言うのもアホらしいこの感じ。 味わった事無かった。 甘やかされていた自分に乾杯! 
私は頑張ってます。 完璧ではないし、立派でもないのですが、やってます。 

友達のブログとか読んでいて、結構じんわりとブログって良いなあって気分になりました。 ブログって、単純に面白い。 ほとんどそれって普遍的よねっていう日常のニュアンスとかが見つけられたりして、じんわりします。 ああ、良い時代にうまれたなあ。

のど

のどが異常に痛いのです。 唾を飲み込むのも一苦労なほどに痛い!
って事で、今お昼の11時を過ぎようとしているところですが、まだ布団のなかでだらだらしています。
気持ち良い…、はぅぅ。 ずっとこのままでいたいと願う瞬間であります。 
で、ふとした瞬間に「あっ、のど全然いたくない!」ってならないかなあ。


そういえば、この間旅行に行った。
色々と驚かさせられたわ。

自分のアンチ自然っぷりとかにも驚いた。 
結構どこか私は野性味のある自然児だと自分を考えていたんだけど、
全然そんな事はなかった。 牧場を見る度に湿疹が出そうでやんしたよ…。
私は味の素のように人工なプラスティック人間なのねとちょっぴり落ち込んだ。

だからこんな澄み渡った水にも

こんな景色にも


ましてやこんなのなんて


全部、なんにも感じないのですよ。
いっそ、何か吸い取られた気分になって、
ずっとサングラスを外さずに、きゃっきゃきゃっきゃ喜んでいる
友人らを尻目に、車の後部座席で体育座り。
「ああ、奇麗だ、奇麗だ、言葉の意味すら吸い込まれていく…、
なんにも残らない。 間抜けなブラックホール…。」って気分になるんだよー。



勿論自分が自然が嫌いな奴でいたいというわけではなく、
アイデンティティークライシス的な感情も味わい、なかなかに悲しい旅行でした。



途中までは!

途中から、私は気がついた。 私はシンプルな自然が苦手なんですよ。
見慣れてないから。 山育ちだから! しかも、アルプスとかそういう山じゃなくて、
もっと鬱蒼とした外側から見るとブロッコリーみたいな山育ちの私には
水平線とかどこまでも続く丘とか無理なのね、フラットすぎて、
あほらしく見えるんだよ。 
真っ青な海のアホらしさ、途方も無い間抜けさ。 体感しました。


だから、森林に入った途端にその場の誰よりも元気な人になった!

楽しかった! 森万歳!

その新宿駅周辺すらをも連想させてくれる、複雑さ。
私の都会へのノスタルジーと田舎へのノスタルジーを両方、一気に包み込んでくれる
全てのソース、森。 森は良いです。 みんな、森を歩こう、森林浴をしよう。


森はいけてます。 

木は良い! みんな、木登りをしよう!

イーハー!

やっぱりはてなが使いやすい。 戻ってきたぜよ。

新しいページはid:annapandatigerだ。


心機一転。

前回のid:adanaeのsegmentからの続きでございます。
お楽しみあれ。





そういえば、
こんなところから


こんなのにのって


ぐんぐん


ぐんぐん


いくのが私の通学方法です。

知らなかった

知らなかった

ここ二日間、熱をだして寝込んでいました。
その間、ボケーっとyoutubeピタゴラスウィッチ見たり、podcastを聞いたりして過ごしていたよ。 podcastは凄いね。 色々と面白い番組を見つけて以来、生活の一部にすぐなった。 逆に言うと、なんで今までこういうのがなかったんだ? 漫画とかも、podcastみたいに配信すれば良いじゃんね。 少年ジャンプとかチャレンジしないのかな。(こういう時にいつも思うんだけど、日本の既存のメディアのネットへの参加する気のなさっぷりはなんでなの? ネットの有効性を電車広告のそれと同じぐらいにしか理解していないんじゃないかとすら思える) anyway,podcastで一人喜び聞いていたのが、「村上隆のエフエム芸術道場」「media clubking/茂木健一郎と話す」「福田和也の今週の一冊」の三つの番組でございます。 多分私は、小太りの、愉快な髪型の、おたくに弱い。 しかも、なんだかみんな基本は鉄腕アトム系少年な気がする。 もしかして私の永遠のテーマ? 
 
 ところがどっこい! アトムというナイスな共通点を私の好きな番組の司会者たちから洗い出したとしてもですね、本日病み上がりの私が伝えたい事はそんなテーマじゃないですよ。 もっといかちいの! そしてもっとごっついの! だって、ロックだもん。



今回のテーマは、「それぐらい知っていた方が良いだろう。 まあ、五秒前まで知らなかったけど」!


ファッションと音楽。 タラーン。

ー ファッションを専攻している友達曰く、パンクは二項対立の形而上学システムで、グランジーは、脱構築なんだってさ。(完)


それにしても、パンクと言えばセックスピストルズグランジーと言えばニルヴァーナ。 関係ないけど、熱い奴らと言えば、パブリックイメージリミテッド(PIL)やフーファイターズ(FF)。 

はい。 上の二行の間に入っているべき一文を今日まで知りませんでした。 上の二行は「関係ないけど」ではつないではいけないのですね。 ピストルズもニルヴァーなもPILもFFも、みんな私のitunesに入っているのに、何も知らなかった。 共通点すら感じてなかった。 無知って、怖いっていうか、いっそ不思議。

PILは勝手に、お洒落なニューヨークのアンダーグランドなオルタナティブunder28な青年たちがケミカルな何かを摂取している時に見えた夢を再現しているのだと思っていっそ憧れていましたし、FFは、ロックは泣けない大人の涙の叫びなのだとしみじみと感じさせてくれました。 実に勝手な印象だわね。

ピストルズジョン・ライドンが、結成したバンドがPIL。 そして、ニルヴァーナのデイブ・グロールが結成したバンドがFF。 なんてこった! 全く知らなかったよ! 

なおかつ! ジョン・ライドンって、ジョンって言ったら、これだよ↓
http://www.geocities.jp/mikako0607jp/7th.html
(ジョンって本当に天才だよね!!! 彼は、本当に、本当に凄いと思う。 私は彼の発言全てに感動する)


そんな無知な私はジャングルの王者天才ジョンとPILのジョンとピストルズのジョンが同一人物だとは気がついていなかった。 誰かはメンションしてくれていたのに、聞く耳持たず。 やっと今知ったよ。

 それにしても以外と世界って人口が少ない? (三日間でニュージーランドの四分の一を優雅にゆっくりと縦断してしまったときも、以外と世界は狭いのかと焦ったものだ)

ふう…。 風邪引いて、私が学習した事は、日々健康に気をつけているべきだって事と、エンターテイナーは様々なロールを演じているので、同じ名前の奴は同じ人物だったりするって事と、Red hot chilli peppersのDani Californiaのビデオはうけるって事。 なおかつ、一つの文章で「事」って言葉を連呼するとアホにしか見えないけど、どうやって文章を組み立て直したら良いのか分からないって事。(事って何さ?)

髪を切って、作業をして、ご飯を待っている。

今日、髪を切りました。 ちょっと変わった美容師さんのところで。 前にもかいたんだけど、彼はとってもナルシスティックだったのよ。 でも、なぜか今回はものすごく私との関わり合いをエンジョイしていて、ナルシズム度ゼロだった。 
同じ人なのかというぐらいの変わりっぷりに、
        
       私は彼の双子説をとなえます!!

       前回の彼の態度はこんな感じ↓
    http://d.hatena.ne.jp/adanae/20051025



 そして、ほとんど終わらない物語状態になっている現在の課題に取りかかりました。 こういう時は悲しいから家なんかに帰らずに、友達の家を渡り歩き、夜中まで遊び来るって、ガンっと男前に寝て、朝起きるってのが一番です。 なので昨晩は二人の好きで仕方ない人達の家をはしごしました。 せめて愛からの満足感を得ていたい!

 
 私の場合「ユリイカーーーーー!!」ってポイントがくるまで、自分の能力を信じるか信じないかって事ででっかいファイトをしないといけない。 今日はだから途中までふっかい自己嫌悪と、自己嫌悪をする事を罰する自分との戦いだった。 こういう感情の調整をしている時点で、時間の無駄で、凄く駄目なスパイラルなんだと思うんだけど、それでも沸き上がる己への虚しさと嫌悪感。 たまらないです。 クラスメイトともそもそアトリエで作業しながら、「ああ、たまらない、涙出てきた」ってなった時、ミーティングの約束をしていた友人が来てくれた。
 そして色々二人で微調節をして、(とりあえず、引き算的な行動をオブジェクトにたいしてしまくった)結構発展できた。 いや、かなり発展できた。 しかも、その時間は非常に美しかった。 私はひたすら感動し続けてしまった。 目の前で変化されていく物事にも、彼にも心から感動した。 真剣に物に取り組む人は良い! 絶対、すっごく良い。 いつもはへんちくりんなやつだなと思っている彼が今日は思いっきり良かった。 

 視野が狭くなっていて、切羽詰まっていた私には彼の普通で当然の行動の数々は本当に良かった。 多分、私が欲しい勇気はそういうタイプの勇気だと思う。 その、実験を信じるとか、行動をあきらめないとか、焦りを捨てるとか、こういう研ぎすまされていく状況になっていく事への勇気が欲しい。 変な話しで、「良い状況になる」ってサウンド的には勇気も何もいらない、素敵な目の前の人参のような感じなんだけど、でも実際はかなり勇気がいらない? なんでなんだろうね。 あと美しくなるのにも勇気がいる。 世の中こんがらがってるぜ。 

 彼が去っていった後に、究極の愛の女が登場して、教室を愛で満たしてくれて、それも素晴らしかったです。 彼女の愛は、毒々しいまでに、生々しく、もう、老若男女誰もがその堂々たる愛の前でひれ伏すしか無いって感じなんだよ。 イチゴとか蜂蜜とかそんな生易しい愛の感じじゃなくて、もっとなんか光速の二乗に質量を掛け合わせたような、ダイナミズムなんですよ。 飛び込まずにはいられないスイミングプールみたいな人で、ああ、大好き。


 現在は、友達が料理をしていて、それが出来るのを待っている状態でして、素晴らしい匂いがしてきていて、私は結構幸せな気持ちになっています。 

Rolling stones

 人には秘密の一つや二つ、いや、それ以上に、ほとんど無限にごろごろあります。 秘密とまで大げさに言わなくても、言い忘れている事や、当たり前すぎて言っていない事とかさ。 多分、言った事の方が実際のところ少ないんじゃないかと思うんだよね。
 
 私の特に言わないけど、でも実際のところかなり大きなディールの事の一つが、私はRolling stonesが、非常に、異常に、熱烈に、好きだと言う事です。 それはそれは静かに、まるで青い炎のように、私の心の中では無音の情熱がいつでもこだましているんですよ。 そう、無音だから特に誰にも言わないんだよな。

 実際のところ、彼らの華やかすぎる経歴や、やりすぎの薬物や、めんどくさい入れ替わり立ち替わりとか、結構だるいのでどうでも良いんだけど、それらロックな私生活と寄り添うように作り上げられていった彼らの音楽や、ステージでのパフォーマンスが私は好きで好きでしょうがないんです。 特にミックジャガーの動きが私にとってはウルトラ魅力的なんだ。 なに、あの踊り?! なに、あの膝?! そして何よりも、あのブルースからの貢献。 ハーレムルネッサンスがどれだけ重要で、どれだけものすごい事だったのかが分かる。 Beatlesとかよりも、Rolling stonesの方が私からすると、その後の音楽の流れにもそれ以前のにも、良い意味で繋がっている。 私の中では凄く自然で、だから好きだという意味も強い。


で、行ってきました。 ライブに。
 

すごかっった!! 満天の星空の下Rolling stones! そしてお客さんの半分以上は60歳前後っていうナイスな状況。 私の前の席の60代半ばに見える男女二人ずつのグループは、身なりも良く、家に帰ればいい感じの親とかなんだろうと思わせるんだけど、最初から最後までひたすらジョイントを吸いまくっていたよ。 在りし青春の日々の姿なのか? 私はとりあえず、こんなにらりった60歳代の方々に囲まれた事がこれまでになく、なんだか新しい扉を開いたような気分になりました。 若気の至りを過ぎた人々すらをも、ドライブしてしまうRolling stonesに乾杯! 


それにしても、男であるとか、人間であるとか、年をとるとか、一つの言語しかしゃべれないとか、考えれば考えるほどに、誰にでも制約があるんだなと実感しました。 で、その制約の中でどれだけの事ができるのかと考えると、Rolling stonesはやっぱり凄い。 なんか私は本人を目の前にするまで、その人達にも大きな制約はついて回っているのだという事をけろっと忘れるんだよね。 それにしても、ジャガーさん達、爺になっても、若かりし頃と同じスタイルを貫いているという事は、若い頃の行動が若気の至りでなかったと言う事なのかとも考えさせられました。 ああ、あの動き。 何なの。 凄いよ。

私は、どんなライブにいてもコンサートにいても、芝居を見ていても、一瞬ちらっと、「後どれぐらいで終わるんだろう、結構帰りたいかも」って思うんだけど、今回ははなっから「一生終わらないで! このまま! 朝まで、明日の夜も! 明後日の夜も!」ってなりました。 これは私的にはものすごい事です。 繰り返し、ずっとこれが続けば良いと願う事なんてほとんどないのに、今回は本当に終わってほしくなかったし、ずっとこれからも続いてほしいと願ってしまった。 って、事はだね、多分今まで見てきたどんな展覧会よりも芝居よりもコンサートよりも、私にとって極上だったって事なんだよね。 こんな経験産まれてはじめてだ!